2024年度の取り組みについて

朝日放送グループの一員である朝日放送ラジオ(株)の「ABCラジオ 上方落語をきく会」と、朝日放送テレビ(株)のアナウンサーによる絵本の読み聞かせ会「おはなしの森」の2つの取り組みが、この度、公益社団法人「企業メセナ協議会」(当社:正会員)が主催するメセナ活動認定制度《 This is MECENAT 2024 》に認定されました。
「上方落語をきく会」は2023年に続き2年連続5回目、「おはなしの森」は4年連続の認定です。

「ABCラジオ 上方落語をきく会」の「This is MECENAT」認定内容

昭和30年(1955年)12月1日に旗揚げをした、同一主催者による最古の落語会で、これまでに通算122回の歴史を重ねてきました。2024 年は 、3月3日(日)に上方芸能の殿堂・国立文楽劇場を舞台に昼夜の二公演を実施。その模様を ABCラジオで完全生中継するとともに、オンライン生配信や、SNS等を活用した多元の展開も実施しました。

活動の歴史と特色

昭和30年12月1日に、第一回公演を高麗橋の三越劇場で開催。当時、上方落語は風前の灯火と囁かれ、噺家は 9人程でした。会を重ねる中で松鶴、米朝、小文枝、春團治の「上方落語四天王」が台頭。さらには仁鶴、枝雀、三枝、春蝶、小染といった人気者を輩出し、70年代に学生を中心に巻き起こった「上方落語ブーム」の中心的存在となりました。
やがて「1080分落語会」「しごきの会」「創作落語特集」などの企画を通し、檜舞台としての評価が定着。ラジオの特性を生かしつつ「噺家」「放送局」「落語ファン(リスナー)」が三位一体となりイベントを盛り上げていく独自のスタイルで、今日まで貴重な上方落語の文化を支え続けています。

「おはなしの森」の「This is MECENAT」認定内容

“未来あるこどもたちへ最高の読書体験を”と願い、文化施設「こども本の森」(中之島&神戸)で定期開催するアナウンサーの絵本読み聞かせ事業で、こどもたちの育みへの貢献や両施設の支援を目指しています。

活動の概要と特色

ABCアナウンサーによる絵本の読み聞かせ(朗読)イベント「おはなしの森」は、“未来あるこどもたちへ最高の読書体験を贈る”ことを願い、2020年7月に開館した「こども本の森 中之島」と2022年3月に開館した「こども本の森 神戸」で定期的に開催している無料の絵本の読み聞かせ事業です。アナウンサーによる絵本の読み聞かせだけでなく、参加したこどもたちに絵本を通じて季節のイベントの楽しさを知ってもらったり、「防災・減災」の大切さや自分の身の守り方なども伝えたりします。今後も、未来あるこどもたちの育みへ貢献するとともに両文化施設の支援も目指し、定期的・持続的に活動していきます。
2023年度は、“ほんもの”の体験にこだわり、季節に合わせ様々なイベントを企画。「こども本の森 中之島」では、7月の開館3周年に合わせ、本物の“笹”を用意。短冊に願いを込める「おはなしの森 七夕まつり」を、 10月の「スポーツの日」には、絵本に合わせて、こどもたちと一緒に身体を動かす「おはなしの森 森の運動会」を開催するなど、体験型の朗読会を実施。また、毎年1月17日に阪神淡路大震災の追悼行事が行われる神戸市の東遊園地にある「こども本の森 神戸」では、震災から29年経った1月に、「防災・減災」を考える機会になればと、絵本を通じて「防災・減災」の大切さや自分の身の守り方などを伝えています。

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