「変化に対応しながら進化を続け、強力な創造集団として、社会の発展に寄与する。」
朝日放送グループの経営理念は、持続可能な社会実現のための私たちの決意を表明したもので、同時にグループのCSRビジョンの基本となるものです。
 

2018年4月の認定放送持株会社体制への移行から2年、また2021年には創立70年の節目を前に、私たちグループはいま新しい時代を迎えつつあります。
当社グループの事業は、1951年のラジオ放送からはじまり、テレビ放送、放送デジタル化、ネットメディアへの対応など、激動する情報社会の変化を受け止め、進化してきました。
 

そしていま、私たちの暮らしはインターネットやSNSで益々利便さを増していますが、あわせて多くの不確かな情報が世界中に溢れています。情報社会から広く目を転じても、少子高齢化、地方の過疎化、頻発する自然災害や深刻な地球温暖化、感染症の蔓延、子供の貧困、紛争・・・・。課題は溢れています。
 

これら様々な社会課題に直面する次の世代に、私たちは事業を通して、一体どんな効果的な価値を手渡しできるのでしょうか。メディアを根幹とする総合コンテンツ事業グループとしての責任を携え、広く社会の一員として一体どのような存在であるべきか、「企業の存在価値」そのものが問われています。
 

当社グループは、「グループCSR方針」(18年秋策定)をもとにして、毎年度、優先的に活動する事項を設定することにしました。19年度以降の「グループCSR重点目標」の中心は、近年の大規模自然災害の頻発に鑑みて「命と暮らしを守る情報発信と取り組み」を進めるものです。様々な実践の中でも、阪神淡路大震災25年を機に行った「震災アーカイブの公開プロジェクト」は、次世代の防災減災という社会課題解決の取り組みの一助として多方面から高い評価を頂きました。この重点目標は20年度も継続して参ります。さらには中長期的な視野を持って、幅広い活動に持続的に取り組んでいこうと考えています。

 

当社グループでは、事業を通したCSRや、国連が呼びかける持続可能な開発目標「SDGs」を広める活動を、さらに拡大させていきます。また、グループ従業員一人ひとりのCSR意識の浸透や土台作りも進めていきます。今後も、時代の変化に対応した新たな事業への挑戦を続けながら、多様な社会課題解決を目指し、当社グループと社会の持続的成長をともに目指しながら、あらゆるステークホルダーの皆さまの期待に応えて参ります。

 

2020年5月
朝日放送グループホールディングス株式会社
代表取締役社長

 

おきなか すすむ

沖  中   進