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拡大

 平素より朝日放送グループに格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 昨年来の新型コロナウイルスの感染拡大は、変異株のまん延により未だ厳しい状況が続いております。こうした影響で昨年の日本の広告市場は東日本大震災があった2011年以来のマイナス成長となり、前年比88.8%とリーマン・ショックの翌年2009年に次ぐ下げ幅となりました。このような状況から、当社グループも大きな影響を受け、昨年度の決算では減収減益という厳しい結果となりました。しかし、下半期には大きく持ち直し利益においては最小限の減益にとどめることができたと考えております。

 2021年度は新しい中期経営戦略「NEW HOPE」のスタートの年です。当社グループを取り巻く環境の変化は年々その激しさ、スピードを増し、コロナ禍に象徴される社会の不確実性も増している中、それらに対応するため、これまでの財務計画中心の「中期経営計画」からグループの成長戦略に重点を置く内容に改め、名称も「中期経営戦略」に変更いたしました。
 この「NEW HOPE」では「朝日放送グループは、変化に対応しながら進化を続け、強力な創造集団として、社会の発展に寄与する」というグループ経営理念のもと、「創る、届ける、『新しいシアワセ』を」というビジョンを描きました。人に寄り添い、それぞれの人にとっての幸せを考えながら、生活を豊かにするコンテンツやサービスを創り続け、届け続ける。そして、より多くの人に幸せを感じて欲しい、それぞれの人にとっての幸せを感じて欲しい、その幸せこそが私たちが生み出していきたいと考える価値『新しいシアワセ』です。
 こうした価値を提供し続けるためのグループ重点目標を掲げ、事業領域を「放送事業」「コンテンツ事業」「ライフスタイル事業」の3つに分けて戦略を描き、それらを達成することで2025年度までにグループ連結売上高1,000億円の企業グループとなることを目指してまいります。

 この「NEW HOPE」というタイトルは、グループが歩みを進めるための道標となる希望、成長し目標を達成した先に見える新たな希望、そんな思いで名付けたものです。そこに至る道のりは決して平坦ではないでしょう。しかし、我々グループ一丸となって歩みを進め、成長を続けることで、目標達成に向かってまいります。

 今後も引き続き、朝日放送グループへのご理解、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
 そして、皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げております。

2021年6月
朝日放送グループホールディングス株式会社
代表取締役社長  沖中 進