【出演アナウンサー】山下剛 桂紗綾 小櫃 裕太郎
どんよりした曇り空が広がる中、1月21日(日)に「こども本の森 神戸」に、「おはなしの森」初の山下剛アナウンサー&桂紗綾アナウンサー&小櫃裕太郎アナウンサーが登場、神戸では5回目となる朗読会を開催しました。
阪神淡路大震災から29年、「こども本の森 神戸」のある東遊園地では、毎年1月17日に阪神・淡路大震災の追悼行事が行われています。そこで、昨年の同時期に続き今回も「おはなしの森」では、参加したみなさまに少しでも「防災・減災」を考えるきっかけにして欲しい!という想いを込めて、「防災・減災」に関する絵本を中心に朗読しました。
日ごろから家族で「防災・減災」について話し合っているという山下剛アナウンサーは、地震発生時に家の中や外の危険な場所を子どもたちに問いかけながら、「地震がきたらどうすればいいの?」という絵本を朗読。このイベントをきっかけに、改めて「家族で“避難の方法”や“防災グッズの見直し”をしたい」と話してくれました。
阪神淡路大震災で被害にあわれた方々にささげる本と書かれた「あしたは月曜日」という絵本を関西弁で朗読した桂紗綾アナウンサー。災害がひとたび起きると、一瞬で日常が失われてしまいます・・・が、ごくごく当たり前の日常がどれだけ大切かを教えてくれる1冊で「何気ない日常を大切にして欲しい!」と伝えてくれました。
続いて、東日本大震災発生時に「奇跡の脱出」としてニュースになった岩手県野田村保育所が舞台の絵本「はなちゃんの はやあるき はやあるき」を朗読した小櫃裕太郎アナウンサー。日ごろから地道に避難訓練をしていたことで助かったという実話に基づいた内容で、この絵本を通じて「普段から訓練をして備えて欲しい!」と訴えました。
そして最後は、邪気を払い、無病息災を願い“節分”に関する絵本「おにはうち ふくはそと」を桂紗綾アナウンサーが朗読。「笑って過ごす、楽しく過ごすことで、笑う門に福来る」とメッセージを贈りました。
施設でも阪神淡路大震災当時の神戸の様子がわかる写真(協力:人と防災未来センター)を展示するなど、当時を知らない世代に向けてメッセージを発信。私たちからも参加したみなさまへ未来の「防災・減災」に少しでも役立ててもらいたい!と、“減災グッズチェックリスト”(提供:人と防災未来センター)を配布。
日ごろから家族で、万が一に備えて、避難場所や集合場所など、この機会に話し合ってほしいと伝えました。今後も、未来ある子どもたちに絵本を通じて「防災・減災」の大切さを考えてもらう機会を増やしていきたいと思います。
【使用絵本(進行順)】
①山下アナ:『地震がきたらどうすればいいの?』(埼玉福祉会)
作 あかぎ かんこ 絵 mitty
②桂アナ:『あしたは月よう日』(文研出版)
作・絵 長谷川 集平
③小櫃アナ:『はなちゃんの はやあるき はやあるき』(岩崎書店)
作 宇部 京子 絵 菅野 博子
④桂アナ:『おにはうち ふくはそと』(ひさかたチャイルド)
作 西本 鶏介 絵 村上 豊