第718回番組審議会 10月10日(金)開催
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〔出席委員〕 |
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〔当社側出席者〕 |
審議課題
『濱田祐太郎のブラリモウドク 視えない僕が観た夏の熱海1時間SP!』
<事前視聴 2025年9月14日(日)午後11時30分~12時25分>
委員の主な発言
<番組の評価点>
- 藤崎マーケットのトキさんが濱田さんの肩に手を置きながら一緒に歩き、「階段があるよ」などとフォローしていて、雰囲気がよかった。目が見える人と見えない人が、仲良く一緒に遊んでいる感じがとても楽しそうに伝わってきた。
- トキさんのやさしさがにじみ出ていた。シュノーケリングをするときに濱田さんの体調を心配しながら声をかけているところなど、愛があって見ていて穏やかな気持ちになるバラエティだった。
- 声かけやサポートの仕方、濱田さんが感じていることなど、わかっているつもりでわかっていないことがたくさんあることに改めて気づかされた。
- 濱田さん自身の解説放送が聞き取りやすく、「いい声だな」と思った。楽しんでいる様子が伝わってきてとてもよかった。
- 一般的な街ブラと違って、気づきの視点を与えてくれるいい番組だと思った。目が見えないとどうなのだろうかと実際に自分も目を閉じてみて違いを考えたりしたのは、この番組でないと味わえない感覚だった。番組を見て、点字ブロックが意外にないということにも気づかされた。
- 日本人は障害のある人たちに接するのがなかなか自然にできないと思うが、濱田さんとトキさんはうまくチームワークができて垣根を取り払っていた。あんなふうにできていったらいいのかなと感じた。
<番組の課題>
- シュノーケリングや自転車など、濱田さんが連れて行かれて驚くような構成だったが、濱田さんの「やるんだ」という気持ちが初めからもっと前面に出ているとよかった。
- 今後に向けて、安全面で、十分なロケ地の事前リサーチはもちろん、濱田さんがノーと言いにくい環境にならないように、きめ細やかな配慮や本人との対話が必要だろうと思った。
- ダイビングのようなアクティビティは、介助してくれる人を用意してもらわないといけない場合があると思うが、テレビ番組として特別に用意したのか、普段も障害のある人を受け入れているのかについて、情報がどこかにあった方がいいと思った。
- 「ほんまは見えてるんやろ」とツッコミがあって、「いやいや、見えてない」と言ってウケるというパターンは、濱田さん本人が了解しているから大丈夫だが、同じことを言われるのは嫌な人はたくさんいるだろうと思った。
番組制作側から
- 濱田さんが街ブラをしたらどうなるのか、ロケをする自分たちも初めて現場で気づくことがあった。そうした新しい気づきを視聴者にも伝えていけたらという思いで作ってきた。今後もいろいろな要素を盛り込んでさらにパワーアップして次につなげたい。
「放送番組の種別」および「種別ごとの放送時間」の報告
- 2025年10月からの「放送番組の種別」と2025年4月から9月までの「種別ごとの放送時間」を局側から報告した。
以上
