第714回番組審議会 5月9日(金)開催

〔出席委員〕
井野瀬 久美惠 委員長、小松 陽一郎 副委員長、
北川 チハル 委員、高見 孔二 委員、
龍沢 正之 委員、中西 悠子 委員、
橋爪 紳也 委員、原 美和 委員、
松山 秀明 委員

〔当社側出席者〕
今村 俊昭 代表取締役社長、
岩田 潤 取締役、平栗 大地 取締役、
飯田 新 総合編成局長、
幾野 美穂 コンプライアンス局長、
山口 正樹 制作部長、芝 聡 プロデューサー、
木村 佳麻里 事務局長、米澤 公章 事務局員
北本 恭代 事務局員

審議課題

『やすとものいたって真剣です 一流シェフがいたって真剣にズボラ飯作っちゃいましたSP』
<事前視聴 2025年4月16日(水)午後7時~8時>

委員の主な発言

<番組の評価点>

  • 超一流シェフがプライベートでは私たちと同じような店に行き商品を買って食べているというところが面白かった。シェフたちが売り場で熱く商品について語っている様子が、人間味があふれていて、楽しく新鮮だった。
  • マシュマロやわた菓子、コーヒーの粉といった、下手をすると大失敗しそうな合わせ方にチャレンジするなど、意外性があって楽しめた。味の想像ができなくて、合わせ方にプロの力量を感じるところもあった。自分では作るつもりがなく、気軽に見られるエンターテインメントとしては良かったと思う。
  • シェフが作った料理に芸人がつけるネーミングがおもしろく、とても笑えて期待しながら見られた。

 

<番組の課題>

  • 「身近な食材でズボラ飯」というキャッチコピーが、番組の内容と少し合っていなかったと感じた。ズボラの度合いは人によるので、ピンと来ない視聴者もいるように思った。「ズボラ飯」という言葉自体にあまり新鮮さが感じられないので、番組独自のネーミングがあってもいいのではと思った。
  • 元の素材に少しだけ工夫したらもっと良くなるというシンプルさがなかったのではないか。わた菓子のように、ワンポイント何を加えたらいいのかをもっと強調するとよいと感じた。
  • 子どものために作るにはちょっと高額になってしまうので作れないと思った。もう少し、まねしたくなるようなメニューを見せてほしかった。
  • 料理人たちが全員男性だったのは、ジェンダーバランスを考えないのかと少し思った。
  • 現代の食の価値観に対する批評的な目を養うような内容があればよかった。ファストフード的なものをどう評価するかというところもあると、シェフが作る意味が出てくるように思った。
  • この方向性で番組を作るという芯が通っていたらと思う。シェフの腕のうまさをもっと見せられたらよかった。
  • 関西ローカルでのゴールデン枠なので、全国展開がもしあるとしたら、全国でアピールできるような企画になっているかどうかは問われると思う。

番組制作側から

  • 視聴者にまねしてもらいたい部分と、一流シェフの素材の組み合わせや料理を楽しむショー的なところのバランスが定まっておらず、検討の余地があると思う。もう少しエンタメの要素を大事にしてさらにブラッシュアップしたい。

以上