第709回番組審議会 11月15日(金)開催

〔出席委員〕
井野瀬 久美惠 委員長、小松 陽一郎 副委員長、
北川 チハル 委員、高見 孔二 委員、
龍沢 正之 委員、中西 悠子 委員、
橋爪 紳也 委員、原 美和 委員、
松山 秀明 委員

〔当社側出席者〕
今村 俊昭 代表取締役社長、
中村 博信 取締役、岩田 潤 取締役、
飯田 新 総合編成局長、
吉村 政人 コンプライアンス局長、
近藤 真広 東京制作部長、清水 一幸 プロデューサー、
木村 佳麻里 事務局長、米澤 公章 事務局員、
北本 恭代 事務局員

審議課題

『マイダイアリー』
<事前視聴 2024年10月20日(日)午後10時15分~11時9分>

委員の主な発言

<番組の評価点>

  • 個々のメンバーにスポットを当てる群像劇は、ドラマとしても挑戦していると感じた。
  • 映像がきれいで、透明感のある主人公の魅力を際立たせている。丁寧に若者たちの日常感や空気感を見せることに心を注いでいるのが感じられた。
  • 若者たちの生きづらさ、ある種のモヤモヤ感のようなものを丁寧に描いている。
  • 若者たちの微妙な人間関係のようなものがせりふの中にあふれ、若者の中心的なカルチャーが描かれていて、別の世代としてもっと知りたい気持ちになった。

 

<番組の課題>

  • 各話のテーマやキーワードが優先されているように見え、ところどころのせりふやシチュエーションにリアリティが感じられず、共感しづらかった。
  • 「人生の日記を読み返したくなった」というフレーズは、社会人になったばかりの若者が2年前の学生時代を振り返るのには少し大げさで言葉が浮いている気がした。
  • 秘密になっている要素が多くて混乱させられた。テーマになっている言葉と、物語の展開が合っているのか、わかりにくい部分もあった。
  • 不登校の子どもの家庭のシーンは、子どもも母親も穏やか過ぎるように見えて気になった。
  • 物語性が見えてこないと、何を期待して見たらよいのかわからなくなってしまうのではないか。
  • 第1話には、第2話を見たいと思わせるものが不可欠だと思う。

番組制作者側から

  • 大学生活の中でかけがえのない出会いが生まれるのではないかというところを、幅広い世代の人たちに見てもらいたいと思い企画した。あまり大きな波が起こらないことにこだわり、全話を見て感じてもらえる面白さも込められている。

以上