〔出席委員〕
影山 貴彦 委員長、土谷 多恵子 副委員長
本渡 章 委員、二村 知子 委員、西川 秀昭 委員  

〔当社側出席者〕

岩田 潤  代表取締役社長
大幸 雅弘 常務取締役 兼 事務局長
山本 憲治 取締役 

奥川 和昭 プロデューサー

第42回番組審議会

  第42回番組審議会 6月27日(月)開催

審議課題

『 武田和歌子…and Music 』 5月8日(日)  10時00分~12時00分 放送

委員の主な発言

〈番組の評価点〉        

  • 武田和歌子アナウンサーは40代ということだが、社会経験もありながら一方で家庭人目線も持ち合わせているな、と改めて感じた。放送日が母の日で、花屋さんの”母の日フェア”での旦那さんとのことを奥さん目線で送っていただいた投稿や、カレーのエピソードを送ってくれたお母さんの投稿へのフォローもうまく感情移入できていて、情景が浮かぶようだ。

  • この番組が(武田アナが、以前担当していた)「タソガレレストラン」から進化しているのは、番組全体を音楽のように聴かせる演出にある。実際には楽曲が流れていない時間があるのだが、聴き終えたあとは2時間を通してずっと音楽がかかっていた印象が残る。「タソガレレストラン」が夕刻の放送に合わせて、落ち着いた雰囲気を醸し出していたのと対照的に、日曜の午前中という休日のはじまりの活気を届けてくれている。

〈番組の課題〉 

  • 武田アナのロック好きなところが少し強調されすぎた放送回ではなかったか。真島正利、奥田民生、和田唱などのアーティストについてあまり詳しくない人には、少しわかりにくい放送回になっていたのではないか。武田アナには当然の情報や知識でも、そこまで知らない人が結構いると思う。もう少し説明を丁寧にした方が良かった。

  • ニュースは出来事の紹介だけになっていて羅列的に感じた。関係づける必要がないのかもしないが、ニュース&Musicのニュース内容と曲との整合性が、あまり理解できなかった。

  • 2時間聴かせていただいた。番組の意図するところは理解できるが、すべて制作者の自己満足で終わってるのではないかと危惧した。“どや!!カッコええやろ!!”という声が聴こえてくるような気がした。そして、音楽を効果音程度にしか考えてないのではないかとも。音楽に対するリスペクトする気持ちも愛も感じられないのがとても残念だ。音楽は人の喋りの何倍も我々に語りかけてくれるということを知るべき。

番組制作側から

・音楽を大切にという話だが、ごもっともだと思う。そこを目指していきたいのだが、中々上手くいっていない部分もあることは感じている。オープニングにしても早く曲に行きたいのだが、話が少し長くなってしまう時が多い。これでは音楽番組と言いながらトーク番組じゃないかと自問しながら、その辺をできるだけ整理し音楽を多めにしていこうと思っている。早いタイミングで改善していきたい。