第16回番組審議会 10月28日(月)開催
〔出席委員〕 西川 秀昭 委員 |
〔当社側出席者〕 岩田 潤 代表取締役社長 今澤 圭輔 プロデューサー
※朝日放送テレビ事務局 北本 恭代 事務局員 |
審議課題
『浦川泰幸の金曜はウラから失礼』 9月6日(金) 午後3時~6時放送
委員の主な発言
〈番組の評価点〉
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全体の構成やコーナーについては音楽もあり一つ一つのコーナーに時間を取って、内容が浅くなっていないところが良かった。
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浦川アナウンサーはニュースの扱いに特に長けている。リスナーも最も信頼を置いているところだろう。
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浦川アナの自虐的な発言とパートナーの塩田さんのポジティブさが対照的で、さすがベテラン同志でうまく番組を進めている。
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独身の方はたくさんいるので独身の方をターゲットにしたラジオはありだ。共感しながら聞いていらっしゃる方も多いのでは。
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コーナー「ウラ金トピックス」では京浜急行の事故に関連して日本の踏切事情を調べ、丁寧に問題点を指摘しているのはとてもよかった。京都アニメーションの事件の被害者の実名公開の是非の件での塩田さんの「実名報道を受けて、一人一人の人生を実感した」という心のこもった言葉にはリスナーも感動したのではないだろうか?
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コーナー「金曜スペシャル!」はチーズケーキについて結構知らないことが多く、話題提供が多彩にできており良かった。
〈番組の課題〉
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全体を見渡して、少しずつ色合いの異なるコーナーが並んで適度に変化もついているが、聞き終わった時の感じはやや一本調子の印象が残った。
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全体を通して、新聞や週刊誌からのネタが多く、浦川アナや塩田さんの経験したり直接取材した一時情報や映画や小説などの文化的な話がもっとあればいいのにと思う。
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ABCラジオ全体の話だが、"週末"を意識した番組制作という発想はそろそろ再検討が必要なのではないだろうか。一般的と思われてきた平日に勤務、週末に休むという生活は、今ではいくつもあるパターンのひとつでしかないと思う。
番組制作側から
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月曜から金曜の同じ放送時間帯で金曜だけ編成を切り離してみるという試みの中で生まれた番組だ。コンセプトは「社交辞令よサヨウナラ!!吐き出せ自分!吐き出せ1週間!」で生きていく中でしんどいことを赤裸々に語ってもらう時間帯にして、皆さんと共有できたらいいと思い制作している。
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週末の考え方の概念をなくすというのは非常に斬新な考え方だ。radikoを使いタイムフリーで聞けることも当たり前になってきているので、何を意識して作るか考えたい。
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浦川アナと塩田さんのコンビとしてのやり取りが進化しているので更なる進化をプロデューサーにお願いしたい。
以上