第584回番組審議会は4月13日(金)に開かれました。今回から新たに淺井栄一委員と高見孔二委員が審議委員に就任されました。出席委員と当社出席者は以下の方々でした。

〔委員〕
豊蔵 亮 委員長、井野瀬 久美惠 副委員長、
道浦 母都子 委員、星野 美津穂 委員、
橋爪 紳也 委員、奥村 信幸 委員、
酒井 孝志委員、井手 雅春 委員、
淺井 栄一委員、高見 孔二委員

 

 

〔当社側〕
渡辺 克信 会長、脇阪 聰史 社長、
和田 省一 専務取締役、田仲 拓二 常務取締役、
大塚 義文 取締役、松田 安啓 編成局長、
山本 泰弘 広報局長、今村 俊昭 制作局長、
岩城 正良 テレビ制作部長、
柴田 聡 プロデューサー、戸石 伸泰 事務局長、
野条 清 事務局員、北本 恭代 事務局員

審議課題

ナイトinナイト『雨上がりの「やまとナゼ?しこ」』火曜日 午後11時17分~放送
<事前サンプル視聴 3月13日放送分>

番組の良かった点

  • 『やまとナゼ?しこ』は、島田紳助氏の芸能界引退に伴い昨年11月に始まった番組。短い期間で立ち上がったが、面白く作っている。
  • 海原やすよともこ、ケンドーコバヤシ、雨上がり決死隊ら出演者のトークが面白い。番組を盛り上げ、勢いになっている。トークの力のすごさを改めて感じた。
  • 加藤明子アナウンサーが今まで見せたことがない顔をたくさん見せていて、素が見えて、それが良かった。
  • 力が入ってない番組というか、言葉は悪いが、いい加減な緩さ加減がすごく良い感じだ。
  • 前半と番組最後の「おしどり通信」とのギャップにびっくりした。「おしどり通信」はとある老夫婦の半生を凝縮して見せ、夫が妻に感謝の気持ちを表すというもの。別の番組と見間違えるほど、それまでの内容とテイストが違うが、何かホッとするコーナー。エンディングとしては非常に凝った作り方だ。

番組の課題

  • 番組のコンセプトは女と男のギャップとのことだが、今回のテーマ「車」でいうと、「ロマンの男」「実用性の女」という切り方が現実的でない。最近の若い男性はそもそもあまり車に興味を持たない。設定自体に無理があるのではないか。すでに常識化しているものを後追いしてもだめ。
  • 同じ雨上がり決死隊が司会する『アメトーーク!』(木曜深夜放送)と比べて、『やまとナゼ?しこ』は「どこかで見たような」番組。『アメトーーク!』は○○芸人というアイデアで従来なかったバラエティを作り上げた。『やまとナゼ?しこ』はバラエティのブレークスルー(壁を破る)がまだできていない。
  • 「ナゼ?しこリサーチ あなたの彼氏、査定します!」は見ていてちょっと嫌な感じがした。一般のカップルに登場してもらって、彼氏に対する彼女の評価と、番組の査定ガールズの評価が一致したら賞金がもらえるという企画。しかし、査定ガールズからは一方的に低い評価が下されて、彼氏が笑いものになっていた。本人は納得ずくで出ているから良いのだろうが……。人が人を査定するというのは非常に厳しいことなので、テレビでやる時は慎重に。
  • この種の番組で一番大切なのは「昨日の『やまとナゼ?しこ』見た?こんなこというてたで」と、翌日誰かにいいたくなる、これが一番基本だと思う。もう少し深く、「へえ、男ってそんなことで車が好きなんや」と思わせるものがいくつか出ていたら、たぶんこの形でも十分面白くなると思う。それがどちらかといえば井戸端会議っぽくなってしまっていた。

番組プロデューサーから

  • クリスマスやバレンタイン時にカップルものをやったら視聴率が取れなかった。この「車」の回は男が見ると思ったらF1(女性20~34歳)が一番見ていた。「おしどり通信」はむしろ若者が見ている。若者の嗜好は作り手とかなり違う。今後は、女と男だけではなく、個人差や世代間差をどのように一つの番組としてとらえていくのか考えていく。

 

■なお今回の審議会では、放送法に基づく「放送番組の種別ごとの放送時間」(2011年10月~2012年3月分)の報告が朝日放送編成局長より行われた。

以上