「朝日放送グループCSR基本方針」<行動指針> について
メディアのCSR(企業の社会的責任)として、私たちグループの発信する情報と接点の深い放送番組やイベントなどの多様なコンテンツを中心に、事業を通して優先して実践すべき取り組みとなる重要課題<行動指針>を決めたものです。
私たち朝日放送グループは、様々なコンテンツを通じて
明日の生活をより幸せで豊かにするため、進化を続けます
「明日の大人たちへ・・・」
―明日(あす)のより良い社会のために、いま子どもたちへ出来ること―
◆明日の大人たちへ・・
『メディアとしての責任を果たし、子どもたちへより良い社会を手渡します』
◆明日の暮らしへ・・
『地球環境と人の営みを大切にし、命と暮らしを守る情報を届けます』
◆明日の文化へ・・
『歴史ある関西の文化を支え、さらに豊かな文化を育み続けます』
経営理念が示す「時代と共に発生する様々な企業環境の変化に確実に対応」しながら、『戦略的CSR』(CSV)の視点で求めた社会課題と
朝日放送グループ独自の課題の両方に取り組み、社会と企業の双方により大きなメリットをもたらす活動に集中することを目指しています。
これまでのCSR的意味合いの高い番組やイベント等の事例を抽出、整理、言語化するための社内リサーチを実施。特に、ABCが長い歴史の中で築き大切にしてきた「当社らしさ」をポイントに、グ ループ内でのヒアリングなど社内で対話を重ねました。
ABCの課題、社会にとっての課題の両方を満たし多くのステークホルダーの皆さまからも期待される要素は何か? 浮かび上がった番組や取り組みなどに共通するキーワードは、「子ども」「環境と 暮らし」「文化」でした。
「子ども」
少子化・貧困・いじめ・虐待・自殺・犯罪の 若年化…。次世代を担う子どもや青少年を取り巻く多くの課題が横たわる時代。さらにネットメディアの台頭が進み、今後はAIやフェイクニュースなど情報社会の複雑化に直面します。メディア企業グループとして次のより良い社会のためにどんな情報を発信していくのか、今最も重要な課題と捉えています。
「環境と暮らし」
台風、豪雨、大地震など、近年頻発する大規模自然災害。南海トラフ地震、都市型大地震はもはや避けられず、あらゆる社会が一体となった防災・減災の取り組みが求められています。また地球温暖化を少しでも食い止める企業活動や暮らしの変革も待ったなしの状況です。報道機関および情報メディア企業グループとして、今後さらに地球環境と人の営みを大切にし、命と暮らしを守る情報を確実に届けていきます。
「文化」
私たちの住む関西は、歴史ある神社仏閣や伝統芸能など世界に誇る多様な日本文化の宝庫です。海外観光客激増や情報グローバル化が進む今、これらを大切に守り、またその姿を正しく内外に伝えることができているでしょうか? 有形無形の文化財の正しい情報発信や、放送・イベント等を通した生活に喜びと豊かさをもたらす地域文化や芸術活動の振興に、一層取り組んでいきます。
今後、グループのCSRとして優先的に取り組む重要課題を上記3項目に絞り込み、そこに寄せる考えを【朝日放送グループCSR基本方針】および【行動指針】としてまとめました。