朝日放送グループホールディングス株式会社は、7月26日(金)、大阪市福島区のほたるまち広場で、夏恒例のイベント「中之島ウエスト 打ち水プロジェクト」を実施し、参加者にヒートアイランド現象の緩和などを呼びかけました。
 

この打ち水イベントは、朝日放送グループホールディングス(株)などが加盟する「中之島ウエスト・エリアプロモーション連絡会」が主催して毎年夏に行っているもので、今年で7回目を迎えました。
ヒートアイランド現象の緩和を目指したエコロジーと、みなさまに気持ち良く各地域や街にお越し頂きたいというおもてなしの心を持ち、ほたるまち会場をはじめ、淀屋橋odona会場、中之島ダイビル・中之島三井ビルディング会場、中之島フェスティバルタワー/中之島フェスティバルタワー・ウエスト会場の4会場にて「打ち水」を行い、集まった参加者は、4会場の合計で約800名と過去最多となりました。
 

ほたるまち会場にも大勢の方々が参加しました
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ほたるまち会場にも大勢の方々が参加しました
小寺右子ABCアナウンサーの掛け声で打ち水スタート
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小寺右子ABCアナウンサーの掛け声で打ち水スタート

そのうちの「ほたるまち会場」では、近隣の保育園の園児や企業・団体の従業員など約150名が参加。梅雨明けの夏空の下、司会の小寺右子ABCアナウンサーの「中之島 涼しくな~れ」の掛け声に続いて、参加者が「そぉ~れ!」と声を揃え一斉に打ち水を行いました。 
効果実証のため打ち水前に計測した床面温度は35.7℃でしたが、打ち水後に再度計測した温度は34.6℃。参加した皆さんは、打ち水の効果を改めて確認するとともに、しばしの夏の涼を取っていました。
 

なお、この打ち水に使用した水は2種類。1つは、汚水から窒素やりん等を除去する高度処理を経て生活雑用水として使用されている大阪府「川俣水みらいセンター長吉ポンプ場」の高度処理水。
そしてもう1つは、大阪府西大阪治水事務所の協力により、大川の上流で汲み上げてきた河川水。川に囲まれた中之島ならではの取り組みとして、川の活用や川との共生に向けて、第1回から大阪府と一緒に河川水を利用した打ち水を行っています。この河川水は、水の確保が困難な場所で火災が発生したときに、消火用水として活用されるなど、防災・減災の観点でも、現在注目を集めているものです。
会場では、治水事務所による河川水の水質実験や地震にまつわる液状化実験など防災ワークショップも同時に行われました。

 

朝日放送グループホールディングス(株)は、今後も近隣の皆さまとともに心地よい中之島の街づくりに協力しながら、地球環境と人の営みを大切にし、命と暮らしを守る企業グループを目指して参ります。