【出演アナウンサー】高野純一 津田理帆

厳しい寒さの中、1月29日(日)に「こども本の森 神戸」に高野純一アナウンサーと津田理帆アナウンサーが登場、神戸では3回目となる「おはなしの森」を開催しました。

 

阪神淡路大震災から28年、「こども本の森 神戸」のある東遊園地では、毎年1月17日に阪神・淡路大震災の追悼行事が行われています。そこで、今回の「おはなしの森」では、参加したみなさまに少しでも「防災・減災」を考えるきっかけにして欲しい!という想いを込めて、「防災・減災」に関する絵本と、季節に合わせて“節分”に関する絵本を朗読しました。

オープニングトークでは、震災当時の話を紹介。高野純一アナウンサーは出身地の千葉県の学校に登校後、「関西でえらいことになっている」ことを知り、津田理帆アナウンサーは1歳にも満たなかったことから記憶はなく、ただ祖母が覆いかぶさって身を守ってくれたことを後に伝え聞いたそうです。

「防災・減災」を考えるきっかけにしてほしいと、高野純一アナウンサーがセレクトした絵本は「はなちゃんの はやあるき はやあるき」という、東日本大震災発生時に「奇跡の脱出」としてニュースになった岩手県野田村保育所が舞台の絵本で、日ごろから地道に避難訓練をしていたことで助かったという実話に基づいた内容で、自分で自分の命を守ることの大切さを伝えました。

そして、津田理帆アナウンサーがセレクトしたのは「じしんのえほん こんなときどうするの?」という絵本で、地震が起きたときに1人だったら「どうしたらいいの?」と通学路や自宅、教室など、場面ごとに自分の身の守り方を伝え、参加したみなさんは真剣に耳を傾けていました。

後半は、高野&津田アナウンサーがそれぞれ、季節に合わせて「オニたいじ」&「おにたのぼうし」という絵本を朗読。高野純一アナウンサーは、スポーツ実況アナウンサーらしく力強い朗読を披露。津田理帆アナウンサーは、報道情報番組のサブキャスターらしく、ゆっくりとした丁寧な朗読を披露し、季節の変わり目に起きがちな病気や災害を鬼に見立てて、それを追い払う伝統的な行事が“節分”で、決まった方角を向き、黙って、切らずに恵方巻きを食べることで願いが叶うと言われていることを伝えました。

今回の「おはなしの森」では、参加したみなさんへ未来の「防災・減災」に少しでも役立ててもらいたい!と、神戸にある「人と防災未来センター」が発行している“減災グッズチェックリスト”を配布しました。そして、日ごろから家族で、万が一に備えて、避難場所や集合場所などこの機会に話し合ってほしいと伝えました。今後も、未来ある子どもたちに絵本を通じて「防災・減災」の大切さを考えてもらう機会を増やしていきたいと思います。

【使用絵本(進行順)】

①高野アナ:『はなちゃんの はやあるき はやあるき』(岩崎書店)

       さく 宇部 京子 え 菅野 博子

②津田アナ:『じしんのえほん こんなときどうするの?』(ポプラ社)

       作 国崎 信江 絵 福田 岩緒 監修 目黒 公郎  

③高野アナ:『オニたいじ』(金の星社)

       作 森 絵都 絵 竹内 通雅

④津田アナ:『おにたのぼうし』(ポプラ社)

       作 あまん きみこ 絵 いわさき ちひろ