第652回番組審議会 2月8日(金)開催

〔出席委員〕
井野瀬 久美惠 委員長、酒井  孝志 副委員長、
北川 チハル 委員、小松 陽一郎 委員、
高見 孔二 委員、橋爪 紳也 委員、
古川 伝 委員、星野 美津穂 委員、
道浦 母都子 委員

〔当社側出席者〕
山本 晋也 社長、
緒方 謙 常務取締役、山田 裕之 取締役、
清水 厚志 総合編成局長、
株柳 真司 コンプライアンス局長、
乾 正 ワイド制作部長、
吉原 宏史 プロデューサー、
端山 竜二 プロデューサー(ABCリブラ)、
矢島 大介 事務局長、石原 康男 事務局員、
北本 恭代 事務局員

審議課題

おはようコールABC』  
<事前視聴 2019年1月24日(木)5:00~6:45放送>

委員の主な発言

<番組の評価点

  • 朝忙しい人にも寝惚けながら見ている人にもちょうど良いというところを、長年の間に築き上げてきたのだと思う。番組をずっと流しっぱなしにしていても居心地が良い。
  • 司会の2人は爽やかで、朝らしくて良い。
  • ニュース、天気予報が中心となっているつくりが『おはよう朝日です』と区別がついていて良い。
  • 午前5時台、全国ニュース、午前6時台と同じニュースが取り上げられるが、視聴者も起きる時間が様々だし、朝の忙しい時間だから繰り返すことはむしろ親切だと感じた。そのなかで、同じニュースでも伝え方を変えてみたり、角度を変えてみたり、少しずつ変化をつけているのが良い。
  • 映像を見ていなくても言葉を聴いていて何か安心感がある。ラジオに似ているのかなとも思った。
  • 新聞を読まない人のためにテレビが新聞を読んでくれている感じが良い。ニュースを増やした改革は正解。
  • 正木明さんの天気予報は、この番組の大きな特徴であり強みだと思う。他局と比べても詳しくわかりやすく信頼度が高い。
  • 正木さんは、例えば「きょうはこんな服装が必要ですよ」みたいなところまで教えてくれるのが良い。


<番組の課題

  • 番組に個性がないのでは。『おはよう朝日です』のエレクトーンのように、何か番組としての個性や名物を作って欲しい。
  • 朝5時からの番組なので、暗闇から朝日が昇り、明るくなっていく時間帯にスタジオの中だけというのはもったいない。外の景色が見えるサテライトスタジオとかもあれば良いと思う。
  • 天気予報は、今でも大阪、京都、神戸などの風景映像を映しているが、もっと屋外の状況を見せるとか、工夫すればまだまだ面白く出来るのではないかと思う。海外の天気予報はもっと派手な演出もある。
  • スタジオのセットや司会の服装などで積極的に季節感を出してみてはどうか。
  • ローカルニュースが非常に少ない。もっと地元関西の話題があっても良いと思う。
  • 中国の「ウルトラマン映画」のニュースは、非常に複雑な「海外での利用権」をめぐる裁判の問題がある。他のキャラクターの著作権侵害と同じような扱いはできない。

番組制作側から

  • 今まで午前6時台で、グルメとか旅を中心としたVTR企画を入れていたが、もう少し新鮮なニュースを入れようということで、昨年からニュースを厚くした。
  • 24年目にはいる番組の柱としてどんな柱が一番良いのかずっと考えていた。その中で、『おはよう朝日です』は特集などのVTR企画が何本もあるが、『おはようコールABC』はニュースに特化していく方向が良いと考えた。
  • 将来、『おはようコールABC』のスタジオから『おはよう朝日です』のスタジオを呼びかけるようなアプローチが出来れば良いなと思う。

以上