第646回番組審議会 6月8日(金)開催

〔出席委員〕

井野瀬 久美惠 委員長、酒井  孝志 副委員長、
淺井 栄一 委員、北川 チハル 委員、
小松 陽一郎 委員、高見 孔二 委員、
橋爪 紳也 委員、古川 伝 委員、
星野 美津穂 委員、道浦 母都子委員

〔当社側出席者〕
緒方 謙 常務取締役、山田 裕之 取締役、
清水 厚志 総合編成局長、
株柳 真司 コンプライアンス局長、
吉川 知仁 東京支社制作部長、
植田 貴之 プロデューサー、
矢島 大介 事務局長、石原 康男 事務局員、
北本 恭代 事務局員

審議課題

所&林修のポツンと一軒家
<事前視聴 2018年6月3日(日)午後6時30分~7時57分放送分>

委員の主な発言

<番組の評価点

  • 導入部分は、グーグルアースとドローンで上から見るという最新のツールを使っている。そのあと出てくるのは日本の原風景みたいで、親切な人がいて自然があってというところだが、最新ツールとの組み合わせが非常にユニークというか面白い。
  • 衛星写真で上から見た視点というところがミソ。人里離れて獣道みたいなところを行き、わくわくドキドキする。改めて色々な人がいることがわかった。
  • 過疎が問題になっている中、家屋とか建物に対する個人の思いを前に出し、高齢化社会や空き家問題をいかにプラスとして評価するのかという意味で良い目の付けどころである。
  • 引き込まれていく仕掛けが良い。無線のアンテナの大きさ、多さに驚かされた。無線で埼玉が世界とつながっているロマンを見せつけられた。
  • スタジオの会話、音声の拾い方が非常に的確。面白いと感じる時に入るし、邪魔になっていない。他番組でスタジオの声などが邪魔になる場合が結構多いが、うまく会話の流れで緩和されていると思った。
  • 番組の構成力、表現力で素材を生かしている。ディレクターが現地に行って撮ってきた感覚が編集する時にうまく生かされていると思った。
  • この番組は「感動」「意外性」「納得」だと思う。
  • 有名人のお宅訪問番組はよくある。誰だって有名な人が来たら喜ぶし、歓迎するがスタッフが行くことでその逆をやっているところが面白い。
  • 突撃取材だけど、地域の人々がすごく協力的で、緊張せずに普段の姿で素顔を見せてくれたり、温かみのある方言で本音を聞かせてくれたりするのが面白い。

 

<番組の課題>

  • なぜ山の中のロケで、四輪駆動の車ではないのか。大変さを強調しているのか。
  • 人里離れた一軒家の高齢者を映すことによって狙われたりする危険はないのか。
  • 自然体で行っているはずなのに、あまりにもうまく行き過ぎているようにも思う。 長時間撮影しているから上手に編集すると演出過剰に見えてしまう気がする。その部分を注意すれば非常に良い番組だと思う。
  • 日本国土は世界有数の森林率。グーグルアースで上から見るとほとんど緑に見える。例えば農業従事者の50歳未満が12%しかいないとか日本の色々な歪みが出ている。そのようなデータ的なコメントも伝えて、みなさんにもっと考えてもらいたい。

番組制作側から

  • 放送後、高齢者が狙われたなどのトラブルは一切ない。看板とか有名店舗の名前とかは特定できないようにモザイクをかけるなどしている。ただ、インターネット社会の中ではやはり見つけられることもあるので、放送終了後もスタッフとそこにお住まいの方とは連絡を密に取り合って、「何かトラブルは起きていないですか?」とお伺いするなどコミュニケーションは入念にしている。住居に関しては都道府県名までは放送に出すが、あとはモザイクをかけるなど特定できないよう配慮している。
  • 当番組は『人生で大事なことは〇〇から学んだ』という番組のワンコーナーだった。「人生で…」は芸能人中心に人生訓を扱ってきたが、一般の人のほうが人生観も身近に感じられるのではないかというところから始まった。「こんな所に誰が住んでいるのだろうか?」という導入からその人がどんな人生を歩んできたのかを表現することによって目からウロコの発見や視聴者のみなさんに何かプラスになればと思っている。
  • この番組のスタッフのほとんどは『大改造!!劇的ビフォーアフター』のスタッフ。そういう意味では16年間、一般の方のお宅に寄り添っていく番組をやっていたので、家に対する思いだとか、これまでの生活、これからの生活ということにずっと向き合ってきた。今まで培ってきたことが生きているのじゃないかなと思っている。

 

以上