第675回番組審議会 6月18日(金)開催

*朝日放送テレビ出席者と各委員をリモート会議システムでつないで開催

〔出席委員〕
井野瀬 久美惠 委員長、淺井 栄一 副委員長、
北川 チハル 委員、小松 陽一郎 委員、
杉林 浩典 委員、高見 孔二 委員、
橋爪 紳也 委員、原 美和 委員、
星野 美津穂 委員

〔当社側出席者〕
山本 晋也 代表取締役社長、
小倉 一彦 取締役、今村 俊昭 取締役、
幾野 美穂 総合編成局長、
西澤 萠黄 コンプライアンス局長、
熊田 容子 制作部長、上野 晴弘 プロデューサー、
星 信幸 事務局長、石原 康男 事務局員、
北本 恭代 事務局員

審議課題

『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』
<事前視聴 2021年6月12日(土)午前9時30分~11時00分放送>

委員の主な発言

<番組の評価点>

  • 今年で8年目とのことだが、時事ネタをもとにしたバラエティー番組としては一つの形が出来上がっていると感じた。
  • 番組の質としては、ほぼ成熟したチーム『正義のミカタ』の面白さ、安定感があった。
  • 1時間半の中で突っ込んだところまで説明しながら、生放送とは思えないくらいうまく司会進行している東野幸治さんの腕が光る番組だと思う。面白い情報もあり、番組としていろいろ工夫していることが感じられた。
  • たくさんの情報番組がある中で、他とは違う目線と切り口で良い番組だと思う。また、番組当初から出演しているほんこんさん、海原ともこさん、中間淳太さんのレギュラー陣が視聴者の良い代弁者になっている。毎回取り上げるテーマも面白く、今回はマンガ文化と海賊版のところが良かった。
  • ニュースや話題を説明するためのモニター画面がよくできている。作るのにすごく時間がかかると思うが、視聴者に「何だろう」と思わせる工夫が進化していると思う。
  • 専門家の皆さんは、面白い人材がそろっていて、話もわかりやすくて良いと思う。今回の中村逸郎さんのボケと東野さんのツッコミは、笑いと報道の間を行っていて楽しかった。
  • 解説をする専門家の皆さんが、とても気軽に話され、難しい問題もできるだけかみ砕くのが、我々関西人には取っ付きやすいのだと思う。
  • 毎週欠かさず見ている好きな番組だ。東京からの番組は、何かきれいな形で流れてくるものが多いが、この番組はズバッと来る。ここでの意見が全てとは思わないが、こういう見方もあるのかと知識の整理の一つとして見ている。


<番組の課題>

  • 以前のようなライブ感を感じなかった。司会の東野さんやパネラーが上手なので生放送に見えず、録画して編集した番組のように感じた。この点は、少し考えるべき余地があると思う。また、出演者の皆さんの間だけでコミュニケーションが成立していて、視聴者としては置いていかれている感も以前よりあった。
  • この番組のおかげでたくさんの情報が得られ、知識はすごく増えた。けれども、集中して聞いていなくてはいけないというのはすごく感じている。土曜日の午前中にゆるくテレビを見ている視聴者には、ちょっと速過ぎるのではないかなと思う。
  • 一方的なものではなく様々な視点から見たニュースが必要だと思う。それがこの番組には足りないと感じる。たまには全然違うところ、ちょっと違う見方も必要ではないかと思う。
  • 中心となる出演者に共通する、高圧的な話し方に疲れる。言っている内容自体が大きく間違っているとは思っていないが、若者や女性のパネラーが雰囲気に飲まれて萎縮しているように感じられた。
  • かなり個性的な人たちが登場するので、視聴者の好き嫌いが分かれる番組だと思う。

番組制作側から

  • この番組は、「ニュースをわかりやすく教えてほしい、知りたい」というところからスタートした。この春で8年目になり、改めて幅広い世代に親しんでもらえるようにテーマ選びや、パネラーの人選に取り組んでいる。今回いただいた貴重なご意見を持ち帰り、さらにステップアップをしていきたいと思う。

以上