第575回番組審議会は5月13日(金)に開かれました。出席委員と当社出席者は以下の方々でした。
〔委員〕
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〔当社側〕 渡辺 克信 社長、脇阪 聰史 専務取締役、 福田 正史 常務取締役 編成本部長、 田仲 拓二 常務取締役、 大塚 義文 取締役 編成副本部長、 松田 安啓 編成局長、山本 泰弘 広報局長、 川崎 宏 ラジオ局長、 橋本 祐子 ラジオ編成業務担当部長、 野条 清 事務局長、北本 恭代 事務局員 |
- 夕刊からのニュース紹介をするコーナーは、リアルタイムの情報が聞けて良いと思う。
正式なニュースとは違うところをもう少し出して、武田アナの見方や考え方を、若い女性として思い切って表現する部分があって良いのかなあと思う。 - 月曜日から金曜日までいろんなコーナーがあって楽しみながら聞ける。リクエスト曲に対して武田アナ自身のコメントや、懐かしさを呼び起こすような話が無くて、この番組を作ろうとしている意図と、リスナーが求めているものとに、ギャップがあるのかなと思った。
- 「中継ちょばーん」でもったいないと感じたところがある。行っている場所のライブ感が伝わってこない。周りの雑踏や賑やかさの音をもっと入れて中継場所の雰囲気が伝わるようにしてほしい。
- 「ラジオのパーソナリティとは何か」ということを、もう一度問いかけるきっかけになっていると思う。パーソナリティは私生活をかなり公にしながら、リスナーに寄り添い、共感を持ってもらうところが多いので、30代の女性として私生活のどの部分をおしゃべりすればいいのかという試行錯誤。新しいパーソナリティ像をつくる挑戦だと思う。
- 「話し言葉の力」を強く感じたのは、夕刊からピックアップしてニュースを読んでいくコーナーで、記事を単に読むだけではなく、多少のコメントや合いの手を入れながら読んでいくので、記事が柔らかくなり内容が非常に分かりやすくなっている。
- 武田アナは二人の子供を育てているお母さんということで、リスナーも参加して、子育て支援で役に立つ、得になる情報や質問にきちんと答えるような企画を、もっとやったらいいと思う。お母さんレポーターをつくって電話でサポートしてもらうようにしたら、女性ならではのきめの細かい番組になると思う。
- パーソナリティだけに頼れない部分は、番組の企画力で仕掛けるしかない。制作者と一緒に企画を議論していくうちに、武田アナ自身が自分のパーソナリティの出し方に気づいていくと思う。だからパーソナリティを育てたいと思ったら、プロデューサー、ディレクターがしっかりとがんばって、企画でその間を埋める努力をしてほしい。
- パーソナリティで非常に強く感じたのは、女性パーソナリティの強さ、声の質、話し方。
聞きやすいんですね。それとテンポ、明るさ、歯切れの良さは聞いていて非常に気持ちが良い。武田アナを活かすポイントはここですね。 - 女性アナをメインパーソナリティに持ってきたこと自体が大英断だと思う。ラジオが見直されてきている今だからこそチャンス。もう一度、パーソナリティを育てながら、パーソナリティが自分の個性を模索しながら、企画力とのコラボで何が定着するか。非常にチャレンジングで実験的だと思う。ぜひがんばっていただきたい。
以上