第2回番組審議会 2018年5月28日(月)開催

〔出席委員〕
影山 貴彦 委員長、白井 文 副委員長
土谷 多恵子 委員、本渡 章 委員
小西 雅之 委員

〔当社側出席者〕

勝山 倫也 代表取締役社長、
岩城 正良 取締役 兼 事務局長、
嶋田 一弥 編成統括本部長、戸谷 公一 制作部長

 

※朝日放送テレビ事務局

矢島 大介 事務局長、
西澤 萌黄 事務局員、北本 恭代 事務局員

審議課題

『谷口学園 春のラジオ講座

 ~愛のある「(お)批判」が世の中を変える!?~』

委員の主な発言

<番組の評価点>

・司会の谷口真由美さんの講義内容わかりやすく、発言内容も明快・明確だった。

・ゲストの前川喜平さんのブッキングが良く話も面白かった。

・笑福亭松喬さんと小林祐梨子さんもアクセントが効いていた。

・全体として出演者すべてが、本音で話していたと感じられた。

・時代にあった求められるテーマをとりあげた点で、高く評価できる。

・テーマに沿った「まとめ」が、アナウンサーから入ったことで、わかりやすくなった。

・関西においては決して多いとは言えない番組の色合いで良かった

・起承転結がとても分かりやすく、よかった。

・硬めのテーマながら60分間、間延びすることのない番組構成だった。

・関西においては決して多いとは言えない番組の色合いで良かった。

・「批判」が今の社会にとってタイムリーかつ本質的なテーマだということをわかりやすく楽しく伝えてくれた好番組。

・誤った判断をしない為にもクリティカルシンキングを身に着けることが大事なのは同感できる。

・良質でありながら、気軽に聞けて楽しめる要素も盛り込んで、幅広いリスナーに届く内容になった。再放送でくりかえし流していただきたい番組。

・総合的には、難しく、かつ新しい分野にチャレンジしたこと、ベースに明るさが内包されていたことを含め、スタッフ・関係者・出演者の挑戦を高く評価したい。

 

<番組の課題>

・「公開録音」にした意味合いに疑問を持った。スタジオであればもう少し深いところまで話を展開させることができたのではないか?

・会場のお客さんの「熱」をさほど感じられなかった。質疑応答等も少なかった。

・硬軟のバランス的にはもう少しだけ「硬」の方に振れた方がよかった。

・フェイクニュースの部分は、時間的にも消化不良な感じがした。

・PRの仕方があっさりしすぎた。もっとやるべきだった。

・自分たちの番組を「素晴らしいセッション」と讃えるのは言い過ぎ。受け手が判断するものだ。

・前川氏の話はもっと聞きたかった。

・クリティカルシンキングをどうすれば身につけることができるのかという点で、アクティブラーニングや多種類の新聞購読、積極的な発言等の方法が提示されたが、全般的にやや抽象的に聞こえた。

 

 

番組制作側から

・「批判の作法について正面から取り上げたい」という思いと、「このような世の中だからこそクリティカルシンキングの重要性について訴えなければ」という思いを“愛のあるお批判”という言葉で表現し企画した番組。ゲストは、ご本人が批判に晒されたことのある前川喜平さんが適任ではと思いキャスティングした。

・公開録音にこだわる理由としては、どんな立場の人も安心して心を開ける場を提供したいという思いから、スタジオではなく公開録音という形式とった。

・聴講生とのやり取りについてはもっと膨らませるべきで会場をライブハウスにした事で、少し気負った感じが出てしまった。

・フェイクニュースについては確かに時間が短すぎた。今後どう扱っていくかスタッフと考ていきたい。

・リスナーの方には日頃の習慣の中で、こういった問題を織り込んで自然な形で聞いて頂くことを目指しおり、今後シリーズ化ができればいいなと思う。

・リスナーの方の考えるきっかけ、知らなかったことを知るきっかけを作り、自分がどう考えるかヒントを与えるという意味では良いテーマに取り組めたと思う。

以上