第46回番組審議会

  第46回番組審議会 11月28日(月)開催

〔出席委員〕
影山 貴彦 委員長、土谷 多恵子 副委員長
本渡 章 委員、二村 知子 委員、西川 秀昭 委員  

〔当社側出席者〕

岩田 潤  代表取締役社長
大幸 雅弘 常務取締役 兼 事務局長
奥川 和昭 プロデューサー

審議課題

『 桑原征平 粋も甘いも 』 10月12日(水)  12時00分~15時00分 放送

委員の主な発言

〈番組の評価点〉        

  • この番組を聞くたびに昭和のアルバムの一頁を開く気分になる。桑原征平氏と近い世代のリスナーにはノスタルジーを満たし、元気の素を注入してもらえる番組なのだろう。昭和後期以後の世代には、親の世代が見てきたものや感じてきたことの一端に触れ、理解とコミュニケーションのきっかけにもなるだろう。根強い人気番組として続いてきたのも頷ける。

  • リスナーから“征平さんに元気をもらう”との声が多く聞かれるが、その言葉に嘘はないように思える。私自身もこの番組を聴き終えて、なんとなく気持ちが浮揚した感覚を覚えた。そこがこの番組の大いなる魅力のひとつだろう。

 

〈番組の課題〉 

  • コーナーに出演したゲストが褒められすぎていて気持ちが引いた。あまりにもヨイショするので何か違うニュアンスで伝わる場合もあるのではないかと思う。

  • MC二人のやり取りで年齢差から来る話題の面白さのようなものがもっとあれば、高齢者だけでなく若い世代をもっと巻き込めるのではないか。桑原氏が用意した原稿が中心の構成になっているので、アシスタントの小寺右子アナウンサーは話に割って入れない構図だが、技術を磨いて彼女の掌の上で遊ぶ桑原氏というような場面があればもっと番組は良くなると思う。

  • 名物パーソナリティにありがちなのだが一気にジェットコースターのように喋るとき、事実関係について事実関係の裏取りの必要性を改めて感じる。時にデフォルメされた表現はこうした展開ではありがちだが、事実に即しているかどうかのチェックが作り手には望まれる。

番組制作側から

・元・関西テレビアナウンサーだった桑原氏の第二の人生とともに歩んできた番組で19年目になる。ご本人も“100歳まで喋るで!”と公言しておられ、それに近づけるように長く続けていきたい。本日頂戴したご意見は難しい点もあるが、できるだけ修正なり改善なりしていきたいと思う。