〔出席委員〕
影山 貴彦 委員長、土谷 多恵子 副委員長
本渡 章 委員、二村 知子 委員、西川 秀昭 委員  

〔当社側出席者〕

岩田 潤  代表取締役社長
伊藤 健一 取締役 兼 事務局長
嶋田 一弥 編成統括本部長 

奥川 和昭 プロデューサー

  第28回番組審議会 1月18日(月)開催

審議課題

『 全力投球!!妹尾和夫です。サンデー 』 12月 6日(日)  10時00分~12時00分 放送

 

 

委員の主な発言

〈番組の評価点〉        

  • 毒舌が少なく、言ったとしても柔らかく、かつ自分を顧みる一言を添える。過剰な盛り上げ、あざとさがない。全体に安心して聞ける番組だ。

  • 妹尾和夫氏の声質、話すテンポ、主役ではなくどちらかと言えば脇役で歩まれてきた人生を感じさせる話、自分の思いに正直に生きているところは共感できる。

  • 若いリスナーも大事だが、シニアのファンもぜひ大事にしてほしい。両立させる事は難しいが、シニアを大切にする番組の存在を評価したい。

  • 浦川アナウンサー出演のコーナーでは、対照的な個性の組み合わせが、番組の視点を立体的にしている。どちらもリスナーの感覚を代弁している。

  • キダ・タロー氏の登場から番組の空気が一変した。妹尾氏との人間関係があればこそだろうが、まぎれもなく今の時代に通用するプロの仕事があった。2人とも昔話にとどまらず今を展開させようとしているのが感じられ素晴らしい。

 

〈番組の課題〉 

  • 社会の複雑化・多様化が進むなか、一人のパーソナリティが番組を終始リードしていくスタイルは、これまでのクオリティを維持していくのが難しくなっていくだろう。別の視点を持つパートナーを生かせるかどうかが番組成功のひとつの鍵になる。

  • 順を追って話すウダウダ感が、せっかくの話をつまらなくしてしまっている。話をどこへもっていきたいのか、話題によっては結論から話すことの大切さをあらためて感じた。

  • キダ氏は「フレッシュ9時半キダ・タローです」で一世を風靡した。ABCラジオにおけるパーソナリティとしての功績に対して触れなかったことは残念でならない。

番組制作側から

  • 1週間で気になった話題や情報を中心に、時にエールを送ったり送られたりと、日曜日のお昼の時間をリスナーの方と共有する事を目指している。

  • ファンの年齢層の問題は確かに課題としてはあるが、まず今いるリスナーの方を大事にして、その方たちにどれだけ楽しんでもらえるか。そこから世代を超えて楽しめる仕掛けをしてファンを広げていく。

 

新型コロナウィルス感染症緊急事態宣言の発令を受け、感染拡大防止のため、影山委員長はリモート出席。

土谷副委員長以下、他の委員は書面提言としました。

                                                   以上