〔出席委員〕
影山 貴彦 委員長、土谷 多恵子 副委員長
本渡 章 委員、二村 知子 委員、西川 秀昭 委員  

〔当社側出席者〕

岩田 潤  代表取締役社長
伊藤 健一 取締役 兼 事務局長
嶋田 一弥 編成統括本部長 

湯目 博史 プロデューサー

  第24回番組審議会 8月24日(月)開催

審議課題

『 コロナとラジオ~今こそいつもを守るために~ 』 6月13日(土)  午後6時~7時放送

 

 

委員の主な発言

〈番組の評価点〉        

  • 番組の企画をしたスタッフに、誰よりも最大級の賛辞を送りたい。構成も素晴らしかった。軽いテーマではないにも関わらず、リスナーを決して退屈させていなかった。

  • 日本中で何が起こっていたのか、その時ABCラジオはどうしたのかをリスナーのお便りやパーソナリティの証言で振り返り、スタジオとリスナー双方向で番組を共に作り上げてきた様子が本当によく伝わった。

  • 4人のスタジオ復帰の日のやりとりを短く切り取り、説明抜きでインタビューの間にはさんだのも絶妙の編集だった。一切の説明は不要だ。全員の感激の声は、声そのものに力があった。

  • なじみのないリスナーにも、声の力は届いたことだろう。“いつも”を取り戻そうというメッセージが、何を言おうとしているのか解っただろう。

  • 三代澤アナの分かり易いハッキリとしたおしゃべりには無駄がなく、あまり情緒的にならない話ぶり、話の展開には「さすがだな!」と感心した。

  • コロナ禍で、いつものラジオというABCラジオの姿勢、取り組んできた内容が良く解る内容だと思う。非常時に日常通りを提供することの思いが伝わった。          

  • ラジオは耳から入り考えさせてくれる。テレビのように受け身ではなく、聞いて想像したり考えたりできる。改めてラジオの素晴らしさを感じた。

 

〈番組の課題〉 

  • “いつもの”ラジオであるのは良いことである反面、“いつもの”顔を常にリニューアルしていく必要も感じる。 “いつもの”部分を残しながら、多様化を図ることが大事だ。

  • パーソナリティの人選が、ベテランに偏っていたのは如何なものかと。これからの世代のABCラジオという話もできたのではないかとちょっと残念に思った。

番組制作側から

  • この先も長く付き合っていかなければいけない新型コロナウイルスとの生活を考えるちょっとしたヒントになれば良いと思い制作した番組。

  • なかなか経験のできない事態で、どう対応し、どう放送したらいいのか難しく、その対処法は決して100点満点ではないと思う。そういう意味でも記録としてドキュメンタリー的に残して、当時ABCラジオはこういう対応をしたのだと分かるようにも制作した。

 

通常8月は休会としておりますが、今後冬期の新型コロナウイルスの感染動向を鑑みて開催いたしました。

                                                   以上