第12回番組審議会 5月27日(月)開催

〔出席委員〕
影山 貴彦 委員、土谷 多恵子 委員
本渡 章 委員、二村 知子 委員

西川 秀昭 委員  

〔当社側出席者〕

勝山 倫也 代表取締役社長
岩城 正良 取締役 兼 事務局長
嶋田 一弥 編成統括本部長 

戸谷 公一 プロデューサー

 

※朝日放送テレビ事務局

石原 康男 事務局員

審議課題

『征平・吉弥の土曜も全開!!』 4月20日(土)午前10~12時放送

 

 

委員の主な発言

〈番組の評価点〉 

  • 土曜日の午前中で、リスナーが少しでも笑顔になること、気持ちが元気になることを番組が目指しているところが理解できた。

  • 桑原征平氏と桂吉弥氏の“やり取り”を聴いているとその“やり取り”を二人が面白がっていると感じる。そしてそれはある時、二人の快感だったりする。その域まで行くコンビは貴重だと思う。

  • とりたてて珍しいことをしているわけではない。長らく続くAMラジオ王道のスタイルを継承している番組だ。しかし、それを大いに魅力あふれて聴取することができるのは、二人のパーソナリティーの力に拠るところが大きい。

  • リスナーからのメッセージや投稿もたくさん紹介していたが、番組のテンポに乗ってどんどん進み二人からのコメントは最小限だった。これには、リスナーも番組参加の気分を味わってもらい、“軽さ”と共に“身近さ”を感じてもらう効果があると思う。

  • ずいぶん長く続く番組だが、ニュースなど今のタイムリーな話題に敏感に対応しているので、マンネリ感はない。できるだけ長く続けていって頂きたいと思う。

  • 淡路島からの全開リポートやラジオショッピングなどのPRものがこれほど番組に溶け込んでいるのは驚きだ。狂言回しの吉弥氏、それにうまくノッていく征平氏。無いようでちゃんとある二人の立ち位置。最強のコンビではないか。

〈番組の課題〉 

  • 今の社会について触れてほしいと思う。

  • 既存のリスナーには楽しめる番組だと思うが、新しいリスナーが獲得できるかどうかは疑問に感じる。

  • 何よりもテンポのよさがこの番組の生命線だが、2時間枠の中で少し“変化”をつけた時間帯がほしいとも感じた。各コーナーの構成ですでに“変化”はついているが、まだ一考の余地があるはずだ。 

  • 番組の魅力は「かけあいのテンポが心地よく、世の中に言いたいことがあるという気分もちょっと満たされる」という“軽さ”。これが軽妙さとして生きていれば魅力になるが、“軽さ”が安直さになってしまう危うさもないとはいえない。

番組制作側から

  • 12年やってきた番組なので、考え方が凝り固まっている部分もある。

  • 社会性を全面に出すのではなく、他愛の無い話を聞いてもらいリラックスして楽しい時間を過ごしていただく番組だ。

  • 現在は様々な媒体が誕生しマスメディアという考え方がそもそも存在するのか疑問、ラジオのあり方については今が転換期を迎えている気がする。リスナー像を思い描きながら各番組を作っている。

     

以上