第570回番組審議会は11月12日(金)に開かれました。出席委員と当社出席者は以下の方々でした。
〔委員〕
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〔当社側〕 渡辺 克信 社長、脇阪 聰史 専務取締役 、 福田 正史 常務取締役 編成本部長、 田仲 拓二 常務取締役、 大塚 義文 取締役 編成副本部長、 山田 裕之 編成局長、川崎 宏 ラジオ局長、 橋本 祐子 ラジオ編成業務担当部長、 淺尾 武史 プロデューサー、 三代澤 康司 ゼネラルアナウンサー、 本城 謙三 広報局長、 野条 清 事務局長、北本 恭代 事務局員 |
<議事の概要>
- ラジオのパーソナリティは個性でどれだけ番組を引っ張っていけるかにかかっていて、それをほとんど一人でやっている三代澤アナは、大変な仕事をやっていると思う。関根友実さんのパートナーぶりが明るくてとても楽しいので、視聴者からのお便りやファックスを紹介するときも、生々しくリアリティがあって聞けるのがこの番組の魅力だと思う。地域密着型でパーソナリティの個性、それに引っ張られてリスナーが参加するという番組作りがAM放送には求められているのだと思う。
- 各コーナーのおしゃべりが長く、言葉を一つ一つゆっくりと話されるので、視聴者のことを考えてのトークの進め方に好感が持てて、心を波立たせないというか安心感があって、すごく良いなあとおもいました。
- パーソナリティが自分の意見を言った上で、話のやりとりの多面性を大事にしていく番組だと思う。だからもっとツイッターやソーシャルネットワークをうまく取り入れてタイムリーかつフレキシブルに話題をとりあげ、展開していければと思う。最先端のメディアとしてのラジオの部分をつくってほしい。
- アナウンサーとしての力量以上のものがすごく求められていると思う。本人が勉強するのは当たり前だけれど、プロデューサーがちゃんとブレーンを付けて情報をインプットするバックアップ体制をつくっていかないとパーソナリティひとりではもたない。そういう後ろ盾のもとに、三代澤流の見方、批判、もっと進めて毒舌があってもいいんじゃないか。それを聞いている方は胸がスカッとするようなことを、けっこうリスナーは期待している面があるんじゃないかと思う。
- 番組の中で時事問題を扱うのであれば、聞いている人の少しでも参考になってほしいので、池上彰さんにだけ任せておいたらだめだと思うんですね。プチ池上に挑戦していただきたい。ニュースや話題を、リスナーが日常と接近した形で考えられるように、解説してほしいと思う。その為にはニュースデスクと密接に連携をとって、ネタ選びから少し絞って準備することもやってもいいのではないかと思う。
- 奄美大島の災害の時に、電話が通じないというニュースが入ったときに、関西の奄美大島出身者にとっても非常に関心のある情報なので、リスナーとの言葉のキャッチボールだけで終わらせずに、スタッフにがんばってもらって、「正しい情報は、今のところこの程度わかっています」という情報の伝え方をしてほしかった。
- あらためてラジオを聞いてみると、ながら聴取にぴったりで、時間帯に密着したメディアであると実感した。三代澤アナとパートナーとの息がよくあっており、多少の事実誤認も出てくるんだけど、すぐにパートナーが突っ込んでもとにもどすあたりはよくできている。
以上