第564回番組審議会は4月9日(金)に開かれました。
出席委員と当社出席者は以下の方々でした。
〔委員〕
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〔当社側〕 渡辺 克信 社長、北畠 宏泰 専務、 田仲 拓二 取締役 広報・ラジオ担当、 山田 裕之 編成局長、藤岡 幸男 報道局長、 緒方 謙 報道局長補佐、 井上 隆史 ニュースセンター長、 谷 浩司プロデューサー、本城 謙三 広報局長、 野条 清 事務局長、北本 恭代 事務局員 |
<委員の意見要旨>
- 「公造力 ツイッターって何だ」は、私もやってないので勉強になった。「NEWSゆう+」を仕事をしながら見てたけど、夕方の2時間なので見てる層が絞りにくいのかなあと思った。エンタメ系のものとか「ウラドリ」のようなじっくり見るものは早めに、ニュースものは遅めに入れた方が見やすいかなという感想。
- 「ウラドリ」に関して言うと誇張したナレーションにならないように気をつけてほしい。「悪いでしょ、この人。本当に悪いでしょ」と陰で聞こえるようで「ウワッ、悪いわ!」と聞いてしまうところがある。「ウラドリ」のような調査報道をする場合はスカッとする終わり方で結論づけてほしい。「何を、なぜこれを伝えているのか」「だからこれを伝えているんです」というような納得性を視聴者にあたえていただきたい。
- なぜこの時期に墓石の産地偽装を取り上げたのか、番組意図が今ひとつわからない。誰も悪くなかったみたいな感じになって、警鐘を鳴らしてるだけの番組になってしまった。ツイッターはやっているけど、確かに使い方がわからないっていうのはあると思う。逆に疑問なのは出演者がほんまにやってないのか。こういうニュースを扱っている人が「ツイッター」、「エッ?」と言うのがものすごく不思議だった。
- ツイッターね、やりかけて仕事にならんので止めたんですよ。通常業務中にみんなつぶやいてるのであれは本来あかんでしょ。社会的に問題がある部分も特集してほしい。
- 調査報道という形に踏み込んで、継続的に出すことを意欲的にやることに意義があると思うので評価を得るようにがんばってほしい。リポーターが取材に入るときに「行ってみたいと思います」と言っているが「行きます」ですね。言葉の乱れが非常に気になる。
- ツイッターユーザーにとっては二周半くらい遅れの議論をしてるなって感じ。見ている人にやりたいな、と思わせるようにはほとんど誘導できてないし、メカニズムについて説明しきれていない。スタッフも含め専門家に手ほどきを受けてからやるべき。
- 「NEWSゆう+」というネーミング、番組の雰囲気が良くていいと思う。
- テレビはクールダウンしづらく、非常に情緒的でホットに感情を伝えるメディアである。今回もスタジオ全体が同じ調子で「やろう」となっていたが、ツイッターのマイナス面を論じないで「つながってる感じが嬉しい」と流してしまっていいんだろうかと言う危惧を感じた。
- 日々刻々のニュース、いろんな出来事を扱う番組なので、臨機応変に専門家のコメントを求められるような体制作りを常日頃からしておく必要がある。なおかつテレビでわかりやすく説明できる能力をもったコメンテーターをぜひとも確保していただきたい。「NEWSゆう+」は政治ネタに対してもっと前向きに、上っ面をなでるだけではなく多角的な論点を踏まえた上で夕方の番組としての独自性を発揮してほしい。
以上