第563回番組審議会は、3月12日(金)に開かれました。
出席委員と当社出席者は以下の方々でした。
〔委員〕
|
〔当社側〕 渡辺 克信 社長、北畠 宏泰 専務、 福田 正史 取締役編成本部長、 田仲 拓二 取締役(広報・ラジオ担当)、 山本 晋也 編成局長、川崎 宏 ラジオ局長、 田中 俊行 制作局長、岩田 潤 東京制作部長、 井口 毅 プロデューサー、本城 謙三 広報局長、 小関 道幸 事務局長、北本 恭代 事務局員 |
<以下 出席委員の意見 要旨>
- エンターテインメントというだけあって、おもしろく、楽しくできているなと思った。前の番組はもうちょっと怖い感じがしていたが、今回はリラックスして見ることができた。一番知りたかったのは、下剤を使い続けたら最後にはどないなるのかということと、あれを飲んだらいったい腸の中でどうなるのか、図で説明してほしかった。
- 本当によくぞ作ってくれたというか、非常にありがたく拝見した。前はちょっと脅かしというか、「こんなことが起こるかもしれないよ」という番組だったが、今回は予防ということで、「ニコニコ歯磨き」なんていうのは、3分間で誰でもできるし、「こんなことでもし病気が治るのであれば」というふうに、視聴者サイドに立って身近ないい番組になっている。
- 例えば朝に水を飲むのは、腸だけじゃなくて体にとっていろんな点でいいということだと思うが、この種の健康の話は、全部やってたら体に悪いんじゃないかと思う。だから、どの程度医学的に確立された話なのか、この部分では役に立つけれども、別の効果があるとか、そういうことを示してもらえるとさらに良い。
- こういう健康番組で思い出すのは、「あるある」の捏造問題じゃないかと思う。あの場合は問題は別にあったと思うが、インチキとかデータ捏造とかということ以前に、納豆を食べてれば大丈夫とか、バナナ食べてればよいとか、特定のものを食べるという番組が今まで割と多かったが、今回はやっても体には悪くないだろう、もし本当に100%信じて実践されても害はないんだなという範囲におさまっている感じがした。
- 正直なところ、便秘の改善法を最後まで見て思ったのが、「そういうことね、それはわかってたわ」という感じで、ちょっとがっかりした。聞きたいなと思うところがちょっと飛んでたかなというふうに思った。作りとしてはすごく丁寧に作られているし、話の流れもすごくわかりやすくは作られているので、そのあたりのもう少し細かいデータがほしかった。
- 今回は安心して見られる。その安心の1つが、予防ということのすごくいろんな切り口があって、「ここは気にしなくていい、でも、一応こういうふうに考えましょう」と提示してもらうと、もっとおもしろくなる。表と裏があるので、「こうやって予防しましょう」じゃなくて、「いや、ここまでは別に気にしなくてもいいことなんですよ、よくあることですよ。」と言われて、「あ、みんなそうなんだ」と思ったら、ストレスの防止じゃないけれども、ゆったりできる部分があるかなと思った。
- たけしさんの場合は、こういうテーマが出ると、時々ボッと下に落とす。それを非常に気にしていたが、今回はなかった。知的エンターテインメントは、最後は納得性みたいなところで落ち着くんだと思う。そういう意味ではハイレベルなものをわかりやすく説明して納得させる、これがこの手の番組の1つの鍵だと思う。そういう考え方でやっていると番組のレベルが高くなり教養番組でありながら、視聴率も取れる。
以上