【出演アナウンサー】 北村真平    鷲尾千尋

【ゲスト出演】

 大嶋愛奈(声楽)  大熊勇希(チェロ)  大前奈津美(オーボエ)

2020年10月から活動がはじまった「おはなしの森」は、今回が開催10回目。節目となる開催を記念し、いつもとは違った趣向を加えてこどもたちに楽しんでもらいました。アナウンサーの読み聞かせに「音楽の生演奏」をプラスした、“絵本と音楽のコラボレーション”をお届けするスペシャル企画、「おはなしの森 音楽会」です!


お手伝いいただいたのは、関西を拠点に国内外で活躍する音楽家の皆さん、声楽家(ソプラノ)の大嶋愛奈さん、チェリストの大熊勇希さん、オーボエ奏者の大前奈津美さんの3人。北村真平アナウンサーと鷲尾千尋アナウンサーがそれぞれ行う絵本の読み聞かせの合間合間に、その内容やイメージにピッタリの歌や音楽を、その場で演奏していただく・・・という趣向です。


その“読み聞かせコラボ”のために選んだ絵本は、「こども本の森 中之島」のスタッフの皆さんからご推薦いただいた、「音」や「音楽」が大切なテーマになっている2冊です。
北村アナウンサーが朗読した『ぼくとどうぶつたちのおんがくかい』は、お気に入りのハーモニカを持って公園に出かけた男の子が、さまざまな楽器を持って集まってくる森の動物たちと一緒に楽しく音楽会を開くというおはなしで、チェロとオーボエと歌とで工夫をこらし、いろんな楽器の音や演奏やダンスを再現。
また、鷲尾アナウンサーが読み聞かせを披露した、この季節にピッタリの絵本『はるのおとがきこえるよ』は、冬の終わりの夜、「コツン コトン コツコツ」「パリン パクン パン」といった森の奥から聞こえてくる“音”をたよりに、男の子と動物たちがその“音”の正体を探しに出かけるおはなしで、演奏家の皆さんは色彩豊かな美しい絵に合わせ、オペラの名曲や讃美歌などをコラージュしてくれました。


こどもたちは、目の前の大きな楽器が奏でる音に興味津々。また、大嶋さんののびやかなソプラノの歌声をキラキラと目を輝かせながら聴き入る様子も見られ、初めて体験する「絵本と音楽のマリアージュ」を心から楽しんでくれたようです。
私たちと一緒に参加したエビシーも、こどもたちに大人気!コロナ禍で遊びや学びが制限されるこどもたちが多い中、今回の「音楽会」が少しでも楽しい思い出として残ってくれればと願っています。

 

【使用絵本(進行順)】
①    北村アナ:『ぼくとどうぶつたちのおんがくかい』 
                    (出版ワークス)
   作・絵 山田和明
②    鷲尾アナ:『はるのおとがきこえるよ』 (ブロンズ新社) 
   文 マリオン・デーン・バウアー
   絵 ジョン・シェリー
   訳 片山令子