コミュニティ

芸術文化の振興

当社グループは、放送局として培ってきた表現力や発信力を活かし、地域の芸術や文化の振興に取り組んでいます。伝統芸能の継承支援、次世代の豊かな想像力を育む機会の提供など、幅広い世代に向けた文化体験の場を創出しています。多様なステークホルダーとともに地域の文化的な基盤を支え、心豊かな社会の実現に貢献してまいります。

「上方落語をきく会」

桂南光師匠「抜け雀」(夜の部)
2026年2月28日 国立文楽劇場にて

ABCラジオでは、文化を支えるメディアとして、上方伝統芸能の代表的存在「上方落語」の魅力を、公演・ラジオ放送・SNSなど多様な手段を通じて長年にわたり社会に広く発信し続けています。中でもABCラジオが主催する「上方落語をきく会」は、1955年12月1日の旗揚げ以来、同一主催者による落語会としては最も長い歴史を誇り、これまでに通算124回を重ねてきました。伝統を大切にしつつも、「1080分落語会」「しごきの会」など独自の企画にも挑戦し、多くのファンに親しまれています。ABCラジオで生中継するほか、SNSやエリアを問わないradiko(ラジコ)などのデジタル音声メディアも活用し、上方落語の魅力を伝えています。

絵本の読み聞かせ会「おはなしの森」

当社グループは、次世代を担う子どもたちの健やかな成長を支えることが、持続可能な社会の実現につながるという考えから、教育・文化施設の支援として、アナウンサーによる絵本の読み聞かせ会「おはなしの森」を2020年より開催しています。
本取り組みでは、季節やテーマに合わせて選んだ絵本の読み聞かせを通じて、子どもたちが物語の世界に親しみ、想像力や感性を育む機会を提供しています。また、アナウンサーと子どもたちとの交流も大切にし、絵本をきっかけとした学びや気づきが生まれる場づくりを行っています。
各回の開催の様子やエピソードは、以下のリンクよりご覧ください。

おはなしの森

This is MECENAT 2026

「上方落語をきく会」、「おはなしの森」の活動は、公益社団法人「企業メセナ協議会」により、企業の芸術文化支援による心豊かなより良い社会づくりの取り組みとして認定されました。

子どもたちの健やかな成長の支援

当社グループは、メディアとして培ってきた情報発信の力と社会とのつながりを活かし、子どもたちの健やかな成長を地域とともに支えています。情報社会の進展や少子化など、子どもたちを取り巻く環境が変化する中、教育・文化・福祉の分野において様々な取り組みを展開しています。絵本の読み聞かせをはじめとする体験の機会や情報リテラシーの学び、NPOとの連携による支援活動などを通じて、次世代の育成と誰もが安心して暮らせる社会の実現をめざしています。

出前授業「エビシー教室」

子どもたちへの情報リテラシー教育を支援するとともに、放送への親しみや理解を深めてもらうため、関西の学校を中心に当社グループの従業員が出向き、出前授業や社内授業を実施しています。情報リテラシーや多様性について学ぶ授業のほか、本物の放送機材に触れながらニュース番組の制作を体験するプログラムを行っています。

エビシー教室

アナウンサーによる児童福祉支援

当社グループは、大阪市児童福祉施設連盟への支援活動を2010年度より継続して行っています。その背景には、児童虐待をはじめとする社会的養護を必要とする子どもの数が大阪地域で特に多いという現状があり、地域の重要な課題と捉えています。活動では、アナウンサーが大阪市内の児童養護施設を訪問し、イベントの司会や絵本の朗読、実況の実演などを実施。表現・言葉・コミュニケーションの専門性を活かしながら、会話や遊びを通して子どもたちとの交流を図っています。

阪神淡路大震災取材映像アーカイブの一般公開と防災教育への活用

防災・減災に活用できるよう、当社グループが保有する阪神淡路大震災の取材映像アーカイブをWEBサイトで公開しています。合計で約40時間分(2,200クリップ)の震災取材映像を格納しており、これまで地域や大学などで防災啓発への取り組みに活用されています。
さらに、京都大学防災研究所との共同研究により学校教育で活用できるeラーニングを作成しました。このeラーニングでは、「避難所」や「食料」「連絡手段」など、子どもがイメージできる6つのテーマにまとめ、教室で議論しながら学べる構成にしています。震災の教訓を次世代へと確実に継承し、一人ひとりの防災リテラシー向上を通じて、災害に強い社会の実現に寄与してまいります。

ABC防災アクション

情報と防災をテーマにした教育の支援

子どもたちがつくったポスター

2025年1月~2月に行われた神戸市立鹿の子台小学校5年生の授業で、当社グループの阪神淡路取材映像アーカイブが活用されました。この授業は「情報と防災」をテーマに12回にわたって行われ、ABCテレビのアナウンサーが子どもたちに放送局の災害報道への備えや、伝え方で意識していることなどを説明しました。子どもたちは実際に大きな地震が起きたら、街や暮らしがどうなるのか、そのとき放送局はどういう役割を果たすのかを学び、ポスターにまとめて発表しました。

NPO・NGOとのパートナーシップによる課題解決

国際 NGO「セーブ・ザ・チルドレン」とのパートナーシップ

2011年の東日本大震災時の「子ども支援募金」を機に取り組みを開始しました。ABCテレビでは、2021年からは、セーブ・ザ・チルドレンのテレビCM「『子どもの声が、世界を、変える』編 supported by ABC」を無償枠で放送しています。

国際NGOセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

「TABLE FOR TWO」で支援

当社グループは、NPO特定非営利活動法人「TABLE FOR TWO International」運営のプログラムを通して開発途上国の飢餓などを救う活動に2019年2月から参加しています。2024年は学校給食540食分、10,800円を寄付しました。

特定非営利活動法人
TABLE FOR TWO International

地域との連携

当社グループは地域社会の一員として、まちづくりや社会貢献活動への参画、魅力の発信など、近隣地域と連携した活動を展開しています。地域イベントへの協力をはじめ、環境保全や防災への意識啓発に関する活動など、地域の特性やニーズを踏まえた取り組みを推進しています。
本社のある大阪・中之島では、「中之島ウエスト・エリアプロモーション連絡会」「中之島まちみらい協議会」「中之島なつまつり実行委員会」に参画し、地域課題の情報共有や交流イベントの運営などに取り組んでいます。これらの活動を通じて、地域住民や周辺企業、行政とともに、魅力あるまちの育成に努めてまいります。